• 習慣から生まれるユーザー行動

    チャールズ・デュヒッグは「The Power of Habitsという著書の中で、習慣がどのように形作られ、また習慣を変えるのにどの程度の努力が必要かを説明しています。その中では、デューク大学で行なわれた2006もの研究が参照され、人が1日で行うことの40%は習慣であり、明確な目的をもって行なわれていないという結論を導き出しています。習慣は日常生活の様々な面に影響しており、それにはWebサイトを見たりアプリを使ったり、といったことも含まれています。習慣が与える影響を理解することは、ユーザーエクスペリエンスをデザインするのにも役に立つでしょう。 習慣のループ:The Habit Loop デュヒッグは習慣が形作られるプロセスを単純な「Habit Loop」というモデルで表しました。 合図(Cue)は特定の方法で反応するよう脳に働きかけます。 反応は行動(Routine)を伴います。これは肉体的、精神的、感情的な動きを表します。 行動を行なうことで報酬(Reward)が与えられ、脳は更なる報酬を求めてこの習慣を繰り返し行うようになります。 デジタルエクスペリエンスの習慣 ユーザーがWebサ(続きを読む...)

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  • ボストンマラソンの悲劇への反応

    2013年4月15日、ボストンマラソン開催中にゴール付近の歩道で2回の爆発が起こった事件を受け、Webでも様々な反応が起こりました。Huffington Postの記事によると、Twitterではプロモーションツイートの配信を止めて、代わりにハッシュタグ「#oneboston」の付いたツイートを配信しているとか。さらに、これを利用して何人かのユーザーがOne Fundという、マサチューセッツ州知事とボストン市長が事件の被害者救済のために設立した基金の広報を行なっているそうです。 Webから離れたところでは、平和を呼びかけるディスプレイやメッセージが増え続けています。ニューヨークでは次のようなディスプレイが設置されました。 今回の事件では8歳の男の子が命を落としたと聞き、子を持つ親として何とも言えない居た堪れなさを感じています。前述の写真にもあった、「It shouldn’t take a tragedy for us to come together」(お互いを思いあうのに、悲劇は必要ない)という言葉は、まさにその通り。感じたことを忘れずに、何が必要かしっかりと考えていきた(続きを読む...)

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  • Facebook Red

    2013年3月27日、アメリカではFacebookが赤く染まったのをご存知だったでしょうか? アメリカ最高裁で同性愛結婚の公聴会が始まったのをキッカケに、Human Rights Campaignという団体が、自身のロゴを赤く塗ってFacebookのプロフィール写真に掲載し、繋がりのある人々に同様に赤い写真をプロフィールに掲載するよう呼びかけて実現したものです。 Marshableの記事によると、「赤」をキーカラーにしたのは、それが「愛のシンボルで、それが今回の運動の唯一の目的だから」だとか。 その時に公開されていたプロフィール写真を集めたものが、tumblrに載っていました。 Red 4 Equality : http://red4equality.tumblr.com/ 大きなニュースとなった公聴会に合わせてのこのキャンペーン。ロゴを活用するというクリエイティブな方法も含め、団体のミッションを広めるためのFacebook活用法として、とても参考になります。

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  • コンテンツストラテジーと関連分野

    私達Webサイトを作る人間は、15年も前からユーザーエクスペリエンス、情報アーキテクチャ、コンテンツ管理システム、コーディング、メタデータ、ビジュアルデザイン、ユーザーリサーチといった、ユーザーが目的のコンテンツに到達できるようにするための知識を発展させてきました。 しかし、Webのメインディッシュとなる事柄については手付かずなまま。コンテンツ自体についての話はずっと放置されています。まぁそれはそうでしょう、と思う人もいるかもしれません。誰でもオンラインの読者に対してどのように記事を書けばいいかくらいわかりますし、リスト表示する方法だって知っています。 しかし、コンテンツにとって一番重要で、ライターにとっては一番怖い質問、「だから何?」や「誰がそんなの読むの?」といった質問に、誰が答えられるでしょう? 誰が時間のかかる、複雑で混乱したコンテンツ制作プロセスを改善しようとしてますか? 誰がケーブルを通して検索エンジンに表示されるコンテンツを監視しているのでしょうか? Webコミュニティとして、私達はどちらかと言えばコンテンツについて何も発言してきませんでした。実際、私達は暗黙の了解として(続きを読む...)

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