習慣から生まれるユーザー行動

チャールズ・デュヒッグは「The Power of Habitsという著書の中で、習慣がどのように形作られ、また習慣を変えるのにどの程度の努力が必要かを説明しています。その中では、デューク大学で行なわれた2006もの研究が参照され、人が1日で行うことの40%は習慣であり、明確な目的をもって行なわれていないという結論を導き出しています。習慣は日常生活の様々な面に影響しており、それにはWebサイトを見たりアプリを使ったり、といったことも含まれています。習慣が与える影響を理解することは、ユーザーエクスペリエンスをデザインするのにも役に立つでしょう。 習慣のループ:The Habit Loop デュヒッグは習慣が形作られるプロセスを単純な「Habit Loop」というモデルで表しました。 合図(Cue)は特定の方法で反応するよう脳に働きかけます。 反応は行動(Routine)を伴います。これは肉体的、精神的、感情的な動きを表します。 行動を行なうことで報酬(Reward)が与えられ、脳は更なる報酬を求めてこの習慣を繰り返し行うようになります。 デジタルエクスペリエンスの習慣 ユーザーがWebサ(続きを読む...)

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