• シンプルなことの複雑さ

    私の17年のキャリアの中のどのプロジェクトでも、ある時になると誰かが必ず「もっとシンプルな方がいいよ」と言う瞬間があります。 しかし「シンプル」とは実際どういう意味なのでしょうか? 複雑じゃない、エレガントな、手を加えすぎていない、等々同じような意味の言葉はありますが、なぜそれがシンプルなのかを説明できる人に会ったことがありません。「シンプルさ」というのが本質的に主観に基づくものなので、それを達成するのはとても難しいようです。 ただ幸運にも、エクスペリエンス・デザインの知識が、なぜシンプルさが必要なのか、そしてどうやって達成できるのかを理解するための道具を提供してくれました。この記事では、その方法について説明します。 「シンプルさ」の10の原則 まず私が今までに見つけた、シンプルさを保つための10個のルールを紹介します。 1. 期待に応える もし誰かがあなたの製品を買ったり、Webサイトを訪れたりしたら、その理由を明確に理解しましょう。また同時に、ユーザーにも正しい場所に来たんだと、すぐにわかってもらえるよう工夫します。(例:http://telly.com/mobile) 2. ユー(続きを読む...)

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  • Tone and Voice: ユーザーへの関心を表現する

    「声」と「トーン」。「トーン」と「声」。どちらも同じような意味で使われることが多いですが、それぞれ異なった意味を持っています。声は人それぞれに違うもので、トーンは文章に人間味を持たせます。ブランディングでは、ユーザーに好まれる声を作るのはとても重要な要素ですが、それ以上に、一貫した声を保ちながらそのトーンに注意を向けることが、より意味のあるWebコンテンツを作り、ユーザーとより良い関係を築くのに大切なことです。 では、声とトーンの違いは何なのでしょうか? 人に例えると、企業の声とは、その人の性格で、企業に関する全てのコンテンツの中に根付いています。声はそれが「誰か」を表します。ブランドは通常時間をかけて成長していきますが、その声は一貫して同じものです。しかし、ブランドの「トーン」は変化します。声のトーンとは、その時の感情の表れそのものです。私達自身の声とトーンを考えてみると、私の声はいつも同じですが、トーンは友人や家族と話す時と、上司や顧客と話す時では全く違っています。 友人と冗談を言い合っているときはカジュアルなトーンですが、深刻な相談を受けたときは真剣なトーンを使います。私達は相手(続きを読む...)

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