最近、FacebookとLinkedInでNPO向けの新サービスが続々とリリースされました。Facebookでは寄付を簡単に行なうことのできる「Donate Now(今すぐ寄付)」ボタンが提供され、またLinkedInではボランティアの募集や検索を行なうことのできる新サービスがリリースされています。
日本での本格的なリリースはまだですが、人材やスキルが不足しがちなNPO団体にとって特に役立つものになるでしょう。この記事では、この2つの機能について紹介します。
Facebookの寄付ボタン
Facebookのニュースリリースによると、「今すぐ寄付」ボタンはニュースフィードに表示される投稿とFacebookページのトップに表示され、ユーザーは寄付額と支払い情報を入力するだけですぐに寄付できるようになるということでした。決済システムにはFacebook決済が使われているため、予めFacebookにクレジットカード情報を登録しておくと更に簡単に寄付できるそうです。
Webサイトにクレジットカード決済システムを組み込んでいるNPO団体はまだまだ少ないと思いますので、この機能は多くの団体に新しい寄付の募集方法を提供できるでしょう。日本でのリリースはまだのようですが、寄付ボタンの利用申請は受け付けているそうです。
LinkedInのボランティア募集ページ
就職、転職活動をサポートするLinkedInでは、企業が求人活動を行うようにボランティアを募集できるサービスをリリースしました。NPO団体はボランティアや事務局員の募集を行なうことができ、ユーザーは募集されているボランティアを検索し応募できるようになります。Mashableの記事によると、ボランティア募集にかかるコストは通常の求人投稿の10%程度で、$20~$40程度になるとの見通しでした。
日本ではまだ、どのボランティア募集サイトに募集をかけるのが効果的かわかりづらい面もあるため、LinkedInのような広く認知されたサービスで募集活動できるようになったのは大きなプラスになるのではないでしょうか。NPO向けの機能を紹介したページも用意されていますので、あわせてご覧ください。