Webサイトを評価する – ヒューリスティック評価

「ヒューリスティック評価」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これはユーザー中心設計のユーザビリティ評価手法の1つで、経験則により導かれた評価基準に従ってアプリケーションのユーザビリティを評価する手法です。 「経験則」と言うと、その分野のプロでないと出来ないことのように聞こえますが、ここで言っているのは個人の経験ではなく、歴史の中で良いと証明されてきた基準をもとに評価を行なうという意味です。 もちろん、その分野で経験を積んだプロであれば、的確な評価が出来るようになりますが、「ヒューリスティック」という言葉に、「正しい答えではないが、ある程度のレベルで正解に近い答えを得ることが出来る方法」という意味が含まれるように、一定のレベルの評価基準があれば、誰でもこの評価手法を活用することが出来るのです。もともとはシステムやアプリケーションを評価するための手法でしたが、Webサイトの評価にも応用することが出来ます。 この記事では、そんな評価基準を紹介したいと思います。 ユーザビリティヒューリスティック まず、ジェイコブ・ニールセンの10のヒューリスティックです。これは個々のガイドラインという(続きを読む...)

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