コンテンツ オーディット:コンテンツの理解を深める方法

現在では数え切れないほどの企業が10年から20年分のWebコンテンツを持っています。何度も行なわれたWebサイトリニューアルの中で棚の奥深くにしまわれたもの、サブメニューのサブコンテンツとして行き場を失ったもの、CMSのビジュアルエディターで作成された過剰なHTMLに埋もれたものも含めて、膨大な量のコンテンツがあるでしょう。 このようなコンテンツの状態を「散らかっている」と感じるでしょうか? 実際は散らかるどころの話ではなく、こういった古いコンテンツはリニューアルプロジェクトの終盤で顔を出し、新しいデザインやコンセプト全てを台無しにするようなことがよくあります。 しかし、前もって既存のコンテンツへの理解を深めておけば、それら古いコンテンツを新しいページに組み入れることが可能になるでけでなく、何に対してデザインすべきかという実際のシナリオを意識することで、デザイン全体がより力強くなり、陳腐化したコンテンツを排除することも可能になります。 今回は古いコンテンツと敵対するのではなく、うまく利用する方法を紹介します。 「知らないこと」の害 新しいプロジェクトに入ると、コンテンツを深くまで理解す(続きを読む...)

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