デザインへの理解度を測る3つの「R」:Recognition、Recall、Recounting

「それ、ユーザーに伝わりますか?」 マーケティングやデザインチームの人間は、ユーザーがWebサイトやデザインのキーコンセプトを理解できるかといったことを常に気にしています。新しい用語、使用条件、プライバシーポリシー、製品ごとに異なるモデル、値段、そしてサービスパッケージといったもの全てを、ユーザーは本当に理解できているのでしょうか? ユーザーが何を理解できたのかを知りたいと思った時、まず「このサービスプランの違いについて、理解できましたか?」などと質問するような人はいないでしょう。実際に、何かを「理解していない」とユーザーが認めることはほとんど無いため、商品やデザインに関する知識を評価するような質問を使って、ユーザーの理解度を測る必要があります。 そのために、今回はユーザビリティテストで使われる3つの能力を測るテクニック、「認識力(Recognition)」、「記憶力(Recall)」、「表現力(Recounting)」を紹介します。 認識力:Recognition 認識力は、あるものを他のものと区別する能力です。測り方は、複数の選択肢から正解を選ばせる方法が一般的です。もしユーザーが(続きを読む...)

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