• ストーリーの作り方:言葉・認識・Web

    「ストーリー」は常に私達の周りにあり、社会や私達自身を理解する手助けをしてくれています。ストーリーは、物事を単なる情報の集まり以上のものとして伝えるので、私達が何かを知ったり覚えたりするときは、一連のストーリーとして学ぶのが一番良いとされています。しかし、「ストーリー」とは一体何なのでしょうか? 何が「ストーリー」を形作り、それがデジタル文化の中でどのような意味を持つのでしょうか? チャールズ・ディケンズに学ぶ チャールズ ディケンズはあらゆる面で「ソーシャルな」ストーリーテラーとして、Webのマスコットとすべき小説家でしょう。小説の筋道も社会的でしたし、そのフォーマットもソーシャルでした。というのも、ディケンズの小説のほとんどは雑誌の連載という形で、イラストと広告に囲まれ、ハードカバーの本よりはるかに安い値段で出版されていたのです。 ディケンズほど読者からのコメントにオープンで、読者の心をつかみ、メディアの進歩に関心のあったライターは他にいません。そのためディケンズからは多くのことを学ぶことができます。雑誌での掲載という形をとったことで、小説のストーリーは物理的に分断されてしまってい(続きを読む...)

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  • ヴェロニカ・マーズに学ぶ、NPOのファンド・レイジング

    ヴェロニカ・マーズというドラマをご存知でしょうか?2004年から2007年まで放送されていたアメリカのドラマなのですが、有名なアメリカドラマとは対照的に、あまりに人気の無いテレビ局でしか放送されず、しかもシーズン3までしか続かなかったという、どちらかというと失敗作のイメージの強いドラマです。しかし最近、Kickstarterというクラウド・ファンディングサイトで映画化のための資金を募集したところ、11時間で2億円を集め、現在も同サイトの最高記録を更新し続けていることで注目されているのです。 Huffington Postの記事では、このヴェロニカ・マーズ現象から学べる、NPOのファンドレイジングに役立つヒントが掲載されていました。要点だけまとめてご紹介します。 1. どんなに少なくても、ファンが誰かを知る 55,000人のファンはテレビシリーズを続けるには少なすぎましたが、映画化の資金を集めるには十分でした。プロデューサーのロブ・トーマスは、資金を集められるほどのニッチなファンがいるのを事前に調べてからキャンペーンを始めています。 2. ファンの共感を呼ぶ ファンの熱意がなければ寄付は(続きを読む...)

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  • TWEET FARTS:Twitterと環境を考える

    A List Apartによると、tweetを1つ送るのに0.2グラムのCO2が放出されるそうです。1日の平均tweet数が5億とのことで、トータルでは10tのCO2が毎日放出されている計算だとか。何気なく使っているtwitterですが、このような視点で見ると、その環境負荷に値する価値があるのか疑問に思ってしまいます。 そんな中、あるハッシュタグがどれだけのCO2を放出しているか調べられるサービスが開始されました。その名も「Tweet Farts」。訳すと「ツイートのおなら」です。ふざけた名前ながら、中身は真剣。是非チェックしてみてください。 Tweet Farts

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  • Webサイトを効果的なマーケティングツールにデザインする

    この20年のテクノロジーの進歩は、私達が毎日の生活の中でコミュニケーションを取り、買い物をし、人と関係を持つための全く新しい方法を生み出しました。インターネットの普及により、企業はコストの掛からない方法で顧客と関係を持つ方法を手に入れましたし、顧客の側もお気に入りの企業と簡単にコミュニケーションを取ることが出来るようになりました。 Webサイトを効果的なマーケティングツールにするには、サイトを訪れた人が求めているニーズを満たす必要があり、これが良いユーザビリティの基本コンセプトになります。もしWebサイトが目標としていることとユーザーのニーズが合っていない、もしくはWebサイトが顧客基盤を生み出していないとしたら、そのサイトをマーケティングツールとして生まれ変わらせるために再デザインすべきです。この記事では、その時に考慮すべき9つのポイントをご紹介します。 見かけからパフォーマンスへ コミュニケーションが不可欠 コンテンツは簡単にシェアできるように 大事なものは無料であげよう ドリップ・コンテンツ・マーケティング 最適化されたランディングページを ビジュアル・マーケティング 理想的な顧(続きを読む...)

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